食事
介護用の「自助食器」は、上手に身体を動かすことの出来ない人のための食器です。箸を上手に使えない、スプーンを上手に持つことができない、片手で皿から一口分を取り分けることが出来ないなど、自分でやりたくてもできないことがたくさんありますが、「食べたい」という欲求を道具の形を変えることで、食べる意欲を損なわせないサポートしてくれます。
自助食器で工夫されているポイント
食べる時に口に運ぶ道具
箸
持ちやすく、食べやすく考えられたものとして、はさむ力を補助する軽いバネがついた箸があります。ほかに、はさみやすい太さ、すべり落ちにくい凹凸などの工夫もされている箸もあります。
スプーン
口が開けにくいかた、手首が曲げられなくなった方などで、食べやすくなるように工夫されたものがあります。手の障害の度合い、口の大きさや嚥下能力に合わせて、底の深さや大きさを調整します。
飲むための容器
ストロー
こぼすようになった場合、まずストローを使います。ストローの太さや長さなども合わせて考え、ストロー付きのコップを使えば、頭を反らさず飲めるので、むせを防ぐことができます。
吸い飲み
ふたがありストロー、握りやすい取っ手がついたものです。吸い上げ力が極端に弱い場合は水鉄砲の原理で飲み物を押し出すものや、流量調節ができるものもあります。
食事ラインナップ
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